世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.11]パウリーニョ・ダ・ヴィオラ〜新作と人生と創作について語る1万字独占インタビュー〜

[2020.11]パウリーニョ・ダ・ヴィオラ〜新作と人生と創作について語る1万字独占インタビュー〜

文● Diego Muniz 訳●花田勝暁 ブラジル音楽の世界でもっとも偉大な音楽家の1人、パウリーニョ・ダ・ヴィオラが初のデジタル・アルバムをリリースした。1万2千字を越える貴重な独占インタビューで、新作と人生、創作、訪日について語る。  パウリーニョ・ダ・ヴィオラは、ゆっくりとデジタルの世界に到着しました。2017年にFacebookとInstagramで自身のアカウントを開設した後、 ごく最近Twitterにアカウントを開設。そして、78歳で、デジタルプラットフォー

10
[2019.03]風を奏でる音楽家のダイアリー #19 今日、音楽家で居続けること

[2019.03]風を奏でる音楽家のダイアリー #19 今日、音楽家で居続けること

文●ジョアナ・ケイロス  今日、作品を広く人々に知ってもらうためのツールが様々にあり、同時に複数の人とコミュニケーションがとれたり、地球上のあらゆる場所にいる人たちと連絡がとれたり、新しく生まれる音楽を知ることができたり、新しいコラボレーションもできる。従来の広報手段に頼り、自分の作品が新聞などで紹介されなければほぼ人々に知られることがなかった何十年か前と比べれば、ポジティブな側面がある。マスメディアに取り上げられなくても、地球上のさまざまな場所に一定数のファンがいるグルー

[2018.05]風を奏でる音楽家のダイアリー #10 作曲(後編)

[2018.05]風を奏でる音楽家のダイアリー #10 作曲(後編)

文●ジョアナ・ケイロス  私に作曲するよう勧めてくれたのは、アメリカで1年学んだシュタイナー学校の先生だった。ドグラス・モリスという先生で、ジャズについて授業で教えてくれた、さらに社会学も教えてくれた先生だった。私はその先生がとても好きで、彼の言うことは何でも注意深く聞いた。ハーモニーついては彼からたくさん学んだ。あのころ、私にとって音楽はミステリーに溢れた霧中のものだった。彼は私に言ってくれた。「君は君の中にたくさんの音楽を秘めている。いつそれを表現するんだい? 作曲して