世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.08]特集:日本の新しい室内楽2018 〜日本の新しい室内楽35選

[2018.08]特集:日本の新しい室内楽2018 〜日本の新しい室内楽35選

選・文●花田勝暁  ジャンルを超越した幅広い音楽的造詣とテクニックを持つ音楽家たちが、多様な編成のグループで、オリジナルで自由な音楽を追求し、それぞれのアンサンブルを深化/進化させ、東京から新しい室内楽的アンサンブルを生んでいる──  約3年ぶりの「日本の新しい室内楽」の特集です。この間も東京の器楽系シーンで、美しいアンサンブルが紡がれてきました。 「南米音楽を経験した日本人による新しい音楽」(2014年9月号)、「日本の新しい室内楽」(2015年9月号)に続く特集と

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[2019.11]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第2回「光を求めて」

[2019.11]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第2回「光を求めて」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA その時、僕は闇の中をひたすら赤い光を求めて歩き続けた。  2017年の秋。ジェーン・バーキンの出演するテレビの音楽番組。他の出演者も多数出演する。生放送では無いがそのライヴ感と緊張感を最大限に生かすために数百人もの観客を入れ、生放送さながらに収録する。その日のジェーンの出演はオーケストラとの共演で僕は編曲とピアノを担当する。収録スタジオ「ル・ゼニット」はパリの外れにある「ラ・ヴィレット」という文

[2020.03]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第6回「今回のリクエストはチャレンジしがいがありました」

[2020.03]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第6回「今回のリクエストはチャレンジしがいがありました」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA  さてフランスに住み始めて2年と数ヶ月が経ちました。そのきっかけは2016年から始まったジェーン(・バーキン)の世界ツアーへの音楽監督(編曲/ ピアニスト)として参加がきっかけだった、と言う事はこの連載でも幾度となく触れている。その編曲で心がけたことなどなど書いてみたいと思う。 編曲作業も佳境。スコアの山と格闘

[2020.05]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第8回(最終回) 「NYC テレビ番組収録とビーコンシアター公演の巻」

[2020.05]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第8回(最終回) 「NYC テレビ番組収録とビーコンシアター公演の巻」

文●中島ノブユキ(音楽家) text by NOBUYUKI NAKAJIMA  コロナによる世界的惨状そして人類の危機の渦中である。そして今号にてラティーナ誌が休刊になるという事がアナウンスされました。どちらも大変重要なことで、ついついそちらに筆が進みそうになってしまうのだけれども、紙面の制約もあるし、ここはグッとこらえて淡々と前号の続きを書き進めたいと思う。ジェーン・バーキンのニューヨーク公演にイギー・ポップとシャルロット・ゲンズブールがゲストで参加するという事になり、

[2020.02]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第5回「ストライキの思い出」

[2020.02]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第5回「ストライキの思い出」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA 今(2020年1月上旬現在)フランスは昨年の12月上旬から始まったストライキのまっただ中にいる。パリのメトロ、バス、フランス全土の国鉄そしてエールフランスも今回のストライキに参加していたので昨年度末はクリスマス時期という観光経済にも打撃を与え、街は混乱しそれ故人々は苛立ち、という悪循環の中にいます。今回の規模に匹敵するストライキが1995年にも起きているという話を耳にして、ふと思い出した事がある。

[2020.01]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第4回「パリの家探しは難儀なり(後編)」

[2020.01]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第4回「パリの家探しは難儀なり(後編)」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA  今回は前回に引き続きパリの不動産事情。我々の「エレベーター、キッチンはガスコンロ、暖房はセントラルヒーティング、湯船があり、陽の光が入り、そして静かである事」という厳しい条件に合致する物件に出会えるのか?

[2019.12]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第3回「パリの家探しは難儀なり(前編)」

[2019.12]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第3回「パリの家探しは難儀なり(前編)」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA 2017年9月末にパリに到着し今住んでいる家に落ち着いたのは確か11月からなので約二ヶ月家探しに奔走していたことになる。その家探しの顛末記。

[2019.10]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第1回「まずは近況報告」

[2019.10]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第1回「まずは近況報告」

文●中島ノブユキ(音楽家) text by NOBUYUKI NAKAJIMA  たかだかまだ二年である、ともいえる。小学校に入学した最初の二年、大学の最初の二年、二十代の終わりに実家に戻って過ごした二年、東京で再び暮らしはじめた二年……。そんな様々な最初の二年がある。丁度二年前の2017年9月21日の便で日本を離れたのだが、現在に繋がるこの二年は他のどの二年とも違うようにも感じるのだ。最も大きな違いはこのフランスに「エイリアンとして」住みはじめたと言うことであろう。ビザや

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[2020.04]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第7回 「NY出発!…の前に譜面と格闘の巻」

[2020.04]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第7回 「NY出発!…の前に譜面と格闘の巻」

文●中島ノブユキ(音楽家) text by NOBUYUKI NAKAJIMA  今世界はパンデミック前夜。日本から伝わってくるコンサートの開催断念のアナウンス。友人知人ミュージシャンやコンサート企画に携わる方々の苦渋の決断。そしてフランスでも少しずつ感じる公演キャンセルの嵐の予兆。こんな状況の中、果たして何を書けば良いのだろうか? 色々頭に渦巻く中、原稿に向かうにあたり前号に予告したとおり、ニューヨークでの出来事をノンシャランに書くこととした。 コンサート会場「ビーコン

[2018.10]特集:音楽とラジオとエッセイと 〜ジャレット、バッハ、ショスタコービッチ

[2018.10]特集:音楽とラジオとエッセイと 〜ジャレット、バッハ、ショスタコービッチ

文●中島ノブユキ  パリに移住して1年が経とうとしている。今この原稿を書く前にふと思い立って自宅の作曲部屋の窓ガラスを掃除した。ここに住み始めてから一年が経った。窓の掃除をしたのは初めてだ。

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