世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.01]2017年ベストアルバム(山本佳奈子)

[2018.01]2017年ベストアルバム(山本佳奈子)

●山本佳奈子 Offshore主宰 / アジアの地下音楽や社会と交わる表現に焦点をあて、インタビューや執筆を行う。

[2018.11]風を奏でる音楽家のダイアリー #15 悲しみのなかで抵抗する☆

[2018.11]風を奏でる音楽家のダイアリー #15 悲しみのなかで抵抗する☆

文●ジョアナ・ケイロス  私たちはいま、驚くほど混沌とした時代を生きている。特にブラジルにおいては。先日の大統領選で極右の候補者が危うく当選しそうになるという驚くべき結果が出てしまった。どういう理由で大勢の有権者の有力候補なってしまったのかよく理解ができないし、覚悟はしていたけれど、このような脅威的な勢いで現実的に彼が当選するような事態は想定していなかった。  彼に対する支持率の増加は暴力の増加を意味し、逆行的な立場の復活を意味する。特にこの雑誌の読者に(私も含め)親しま

[2019.06]QUARTABÊ 巨匠たちの作品を遊び心満載に再解釈する
〈4年B組〉の生徒たち

[2019.06]QUARTABÊ 巨匠たちの作品を遊び心満載に再解釈する 〈4年B組〉の生徒たち

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 text by NANCI LISSA MIYAGASAKO  ブラジル新世代の音楽家のなかでもその音楽性が評価され注目される女流演奏家ジョアナ・ケイロス(本誌で連載掲載中)が所属することで知られ、その斬新さが目を引くインストゥルメンタル・グループ4人組、クアルタベー。デビュー時のアーティスト写真では、いたずらっぽい表情で、全身ペンキだらけ学生服姿の彼ら。コンセプトは、学校のクラス。作品ごとに一人の巨匠を課題に選び、その巨匠の作品を大胆に再解釈をす

[2019.12]ジョアン・ジルベルト
ディスコグラフィー完全版

[2019.12]ジョアン・ジルベルト ディスコグラフィー完全版

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  ジョアン・ジルベルト(1931年6月10日~2019年7月6日)のキャリアは50年、バイーアからリオに来て参加したヴォーカル・グループ、ガロートス・ダ・ルアからスタートした。同グループの2枚のSP盤(51年)ではサンバ人のゼー・ケチ、ウイルソン・バチスタの楽曲も歌っている。  初のソロ録音は52年のSP盤「Quando Ela Sai」「Meia Luz」。叙情的なサンバ・カンサォンの楽曲で、歌唱スタイルは10代か

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[2019.01]2018年ベストアルバム(若杉 実)

[2019.01]2018年ベストアルバム(若杉 実)

●若杉 実 ●音楽ジャーナリスト。なんでも聴いてボチボチやってる……本文よりココをうめるのにあれこれ考えこむなぁ(汗)。

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[2019.05]欧米インディ・クラシック・ムーヴメントに対する日本からの回答TRIOLA『Chiral』

[2019.05]欧米インディ・クラシック・ムーヴメントに対する日本からの回答TRIOLA『Chiral』

文●松山晋也 text by SHINYA MATSUYAMA  石橋英子やジム・オルークを筆頭に、前野健太、倉地久美夫、折坂悠太など、うるさ型リスナーが多いクセモノたちの作品をヴァイオリンやヴィオラでサポートしてきた波多野敦子。自身でも4枚のソロ・アルバムを発表してきた彼女は、並行してトリオラ(TRIOLA)という弦楽デュオ・ユニットを率い、12年にはアルバム『Unstring,string』をリリースした。そして先月、7年ぶりの2作目『Chiral(キラル)』が出たの