カタルーニャの「ノヴァ・カンソー」その1
文●本田健治 texto por Kenji Honda
カタルーニャへ
1974年といえば、長年続いたベトナム戦争が、世界のメディアの現地報道活発化で大きな反戦運動の高まりをみせ、いよいよ73年のパリ協定によってアメリカ軍撤退、翌年のサイゴン陥落へと最終段階…
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[2021.1]音楽が世の中を大きく変えた時代〜1974年、スペインの記憶
文●本田 健治 texto por Kenji Honda
COVID-19が相変わらず猛威を振るう中、世界中本当にいろいろなことがストップしている。このe-magazineも海外からの来日アーティストがないから、その紹介記事も組めない。弊社の招聘制作の仕事も止まったままだ。我々と特に関係の多い中南米諸国を見渡しても、…
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[2018.11]今秋、15年目を迎える「ラテンビート映画祭」
まもなく開幕!
文●矢崎久美 text by KUMI YAZAKI
スペイン&ラテンアメリカ映画の祭典「LATIN BEAT FILM FESTIVAL」が、今年15年目を迎える。日本では一般公開されにくいラテン各国の最新作を劇場で見ることのできる貴重な映画祭で、本年は11月に新宿・大阪・横浜で開催される。
注目の1本目は、ロマのコミュ…
[2018.07]カニサレス その英知とテクニックを多重録音で凝縮し
フラメンコの新たな可…
文●松山晋也 text by SHINYA MATSUAYAM
様々な角度から〝フラメンコとは何なのか〟を探求し続けてきたスペインの偉大なるギタリスト、カニサレス。ここ数年はもっぱら、ファリャやアルベニス、グラナドスといった母国のクラシック系作曲家たちの作品の録音を通して、フラメンコの本質と新しい可能…
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[2018.07]世界のヒップホップ ストリートミュージックは鳴り止まない④ 〜ヨーロッパ…
●フランス
文●山田蓉子 text by YOKO YAMADA
フランスでは90年代初頭にヒップホップが勃興してから今日まで、ラップは常に音楽シーンの中心にいる。20年来トップを走り続けるBooba(ブッバ)は今日のフレンチ・ラップの代表する一人。パリ郊外シテ出身で、タクシー強盗で実刑を食らったことや、…
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[2017.04]ブイカ・ライヴ・レポート 全く別の姿を見せてくれた衝撃の2日間
文●圷 滋夫 写真撮影●石田昌隆
2008年の初来日の後、09年と13年にラテン・グラミー賞を受賞し、多彩なゲストを迎えた15年のアルバム『Vivir Sin Miedo』も大好評だったブイカが、遂に待望の再来日を果たした。