世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.08]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り13】 八重山のアンガマ −帰還する祖先神との交流−
+2

[2021.08]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り13】 八重山のアンガマ −帰還する祖先神との交流−

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄県の南端に位置する八重山の島々では、旧盆(盂蘭盆)のことをソーロン(精霊)と呼ぶ。島によっては、この時期にアンガマといって顔を笠や手拭いで覆い隠した青年男女の一行が集落の家々を歌い踊りながら巡り廻るのである。一行の先頭にはウシュマイ(爺)とンミ(婆)と呼ばれる老人の面を付けた存在がいて、各家で人々と数々の問答を行う。この老人は旧盆にムラに還ってきた先祖の代表すなわち祖先神であり、それに続く一行は祖先神に従う精霊た

スキ
11
[2019.08]島々百景 #41   波照間島

[2019.08]島々百景 #41 波照間島

文と写真:宮沢和史  日本本島の海を知らない内陸地で生まれ育った自分にしてみたら、〝島に暮らす〟ということは人生最大の夢であり、いつか叶えてみたい究極の理想である。そんなに重く考えなくても、今の時代島の生活を成し得ることはそれほど難しいことではないだろう。書店には島巡りに特化した雑誌が刊行されているし、島への移住をサポートする雑誌や特集も時々目にする。(このたび書籍化され発売された宮沢のこの『島々百景』もそのひとつかもしれない──)しかし、残りの人生の拠点を島に置くとするな

スキ
3