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#島唄

[2022.7] 【島々百景 第73回】 読谷村(沖縄県)

文と写真:宮沢和史  今年2022年は沖縄にとってとても大切な一年である。言うまでもなく1972年5月15日に沖縄がアメリカから日本に返還されてから今年でちょうど50年。沖縄の人達の知る由のないところでの水面下の日米の合意による返還では米軍施設は残留したままとなり、沖縄の人々が望む完全なる形での本土復帰ではなかったことから、この50年の間、節目の年にはたくさんの意見が交わされてきた。その後、アメリカの軍事施設の一部が返還され開発されたりしたりと、それなりの進展はあったものの

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[2022.6]【琉球音楽周遊❹】 鹿児島県 奄美諸島のシマ唄① | 宮沢和史

文●宮沢和史 *以下敬称略  “シマウタ” という言葉はそもそも奄美大島で使われていた言葉だという。“シマ” とはIslandではなく、その人の生活圏=村落、集落を指している。任侠映画のせりふにある「うちのシマ」というやつはその組織の縄張りという意味で、それと同じ意味合いの使われ方だと言っていい。我が集落ではこういう言い方をする、同じ歌であっても我が集落ではこう歌う、といったように相対的に自分のテリトリーを誇示する意味でシマという言葉は言い勝手が良いのだと思う。沖縄でも「

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[2022.5]【著者 & 編集者インタビュー】 宮沢和史『沖縄のことを聞かせてください』

インタビュー・文:中原 仁   宮沢和史が沖縄を訪れ、太平洋戦争を体験した人から聞いた話に衝撃を受けたことをきっかけに「島唄」を作詞作曲、THE BOOMで発表したのが1992年。空前の大ヒットとなり、国内外で数多くカヴァーされ、今も愛されて続けている。  以来、30年。奇しくも沖縄の日本復帰50周年にあたる2022年。宮沢和史が自身の文章と、沖縄に生きる10人の人々との対談・鼎談を通じて沖縄と向かい合った書籍『沖縄のことを聞かせてください』(双葉社)が刊行された。全て書き

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[2022.4] 【島々百景 第70回】 名護(沖縄県)

文と写真●宮沢和史  日本全国の民謡と呼ばれる歌の総数が何曲なのかは知らないが、そのうちのおよそ半数が沖縄民謡であるというから驚きだ。沖縄民謡と一口で言っても、それぞれの島にはそれぞれの歌があるわけだし、神との交信のための神歌や五穀豊穣を祈願する時や、収穫時に神からの豊かなる恵みに感謝する芸能であるウスデークといった祭事に歌われる歌、舞踊曲や芝居曲、わらべ歌、そういった“民衆の歌”を含めるととても半数ではきかないだろう。  国内で今も民謡が盛んな地域は少なくない。しかし、新

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[2020.03]先人を偲び、島唄を未来へと継承する「島唄継承」 〜歌の情けが染み入る前川朝昭の世界〜

文●岡部徳枝/写真●奥西 奨 text by NORIE OKABE / photos by SHO OKUNISHI  2015年から沖縄市の「ミュージックタウン音市場」にて毎年12月に開催されている「島唄継承」。沖縄民謡界に名を残す偉大な先人たちにリスペクトの意を表して、彼らが遺した曲を現役の唄者が歌い弾き、島唄を未来へ継承していこうというイベントだ。毎回ある人物にフォーカスするシリーズ公演で、第5回目となる2019年12月8日は「前川朝昭の世界」をテーマに開催。〝イチ

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[2019.06]島唄継承 先人たちへリスペクトを贈り 未来へ島唄を継承する

文●岡部徳枝/写真●奥西 奨 text by NORIE OKABE / photos by SHO OKUNISHI  2015年から沖縄市の「ミュージックタウン音市場」にて年に一度12月に開催されている「島唄継承」。沖縄民謡界に名を残す偉大な先人たちにリスペクトの意を表し、彼らが遺した名曲を現役の唄者が歌い継ぐ。そして未来へ島唄を継承していこうというイベントだ。毎回ある人物にフォーカスしていくシリーズ公演で、第一回は普久原朝喜、第二回は知名定繁、第三回は嘉手苅林昌と小浜

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[2018.08]堀内加奈子 土地から土地、人から人へと辿り歩き、音楽で心を通わせ、可能性を切り拓いてきた軌跡 『肝美らさ』

文●岡部徳枝/写真●野村恵子 text by NORIE OKABE /photo by or photos by KEIKO NOMURA  大城美佐子に弟子入りして18年。北海道出身の沖縄民謡唄者、堀内加奈子が結婚・出産を機に2枚組アルバム『肝美らさ』を発表した。全19曲、勝井祐二、坂田明、柳家小春など多彩なジャンルのアーティストと共演した本作は、三線ひとつで国内外を飛び回り、各地でセッションを重ねてきた彼女の集大成というべき作品。出産から半年、早くも活動再開している〝

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[2021.06]【TOKIKOの 地球曼荼羅 ⑪】モンスーン、震えるアジア

文●加藤登紀子 ※こちらの記事は、6/16からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 ❶ 6月の雨、降り続けてる  アジアでの歴史の大きな波がなぜ6月なのか、モンスーンの嵐の中に、民衆の叫びが聞こえてくるようで、「モンスーン」という歌を作詞作曲しました。  「東京、北京、ホーチミン、バンコック、沖縄、マニラ、ヤンゴン...。6月の雨、降り続けてる、過去のページを開けたまま」  忘れがたい歴史の日付け、といえばまず、1989年6月4日、北京

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[2020.08]【連載 アルゼンチンの沖縄移民史①】音楽・国境・移動する人々

文●月野楓子 「日系人」 「日系人」と聞いて浮かぶのはどのような人々だろうか、あるいはどのようなイメージを持っているだろうか。南米最大の日系人人口を抱えるブラジルを思い浮かべる人もいるかもしれないし、バブル期の日本が働き手を必要とした1980年代後半から仕事を求めて来日したいわゆる「デカセギ」の人々を思い浮かべる人もいるかもしれない。あるいは、昨今であれば、日本で働く彼らが新型コロナウィルスの流行によって直面している、仕事と住まいを同時に失い感染只中の南米への帰国を検討せざ

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[2017.07]大工哲弘『八重山歌謡全集』が完成

文●松村 洋  大工哲弘は1948年、沖縄県石垣市新川生まれ。受賞歴多数、海外公演体験も豊富な八重山民謡の第一人者だ。今春、大工が八重山地方の伝統歌謡177曲に三線一挺で取り組み、独りで歌いきったCD10巻の『八重山歌謡全集』が完成した。今回の全集について、郷土八重山の歴史と歌のあり方について、大工は気さくに率直に持論を語ってくれた。 ▼ —— この全集の反響はいかがでしたか? 大工哲弘 偉業を達成したねとか、お褒めの言葉をたくさんいただきました。例えば、既存の八重山

[2017.06]『沖縄島唄2017』を通して伝えたい 沖縄民謡の若い唄い手たちの唄 — 宮沢和史&野田隆司 インタビュー —

文●落合真理  にわか雨がやんだ5月1日の夕刻、青山の月見ル君想フに足を運んだ。その日はアルバム『沖縄島唄2017』(※若手の民謡歌手9人が沖縄本島や離島の名曲を歌う民謡集)の東京公演の初日で、会場に入ると、ちょうど出演者の仲宗根創、新垣成世、大城クラウディアがリハーサルをしている最中であった。  間もなくしてリハーサルも終わり、会場の2階で待っていると、何枚ものCDを抱えた野田隆司と、お手製の三線を手に持った宮沢和史が姿を現した。  ライヴの時間が差し迫る中、『沖縄島

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