世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.12]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑤】音楽と共に生きるアフリカ

[2020.12]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑤】音楽と共に生きるアフリカ

文●加藤登紀子 ①アルバム『Tokiko Sky ─ 蒼空』  ここに大切にしている1枚のアルバムがある。  私が2000年、南アフリカでレコーディングしたアルバム『Tokiko Sky ─蒼空』。  このアルバムの中心メンバー、ベーシストのシブシソ・ヴィクター・マソンド、キーボード奏者テンバ・ムキゼ、ドラムのアイザック・ムチャーリーは、日本にも何度も招き、コンサートツアーやレコーディングをした。本当に素晴らしい音楽家で、かけがえのない友人だ。  そのディテイルは、ゆ

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[2018.10]スキヤキトーキョー2018レポート&ランディゴ
インタビュー

[2018.10]スキヤキトーキョー2018レポート&ランディゴ インタビュー

文と写真●松山晋也 text & photos by SHINYA MATSUYAMA ●スキヤキトーキョー 2018レポート ◆スキヤキ  毎年、富山県砺波市で開催されるワールド・ミュージック・フェスティバル《スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド》の東京ブランチ《スキヤキ・トーキョー》は、見事なまでにハズレがないから欠かさず観に行ってる。今年は8月28、29日の2日にわたり3組が出演した。中東ゴラン高原のアラビック・ロック・バンド、トゥートアルド。レユニオンの伝統音楽マロヤ

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[2018.10]SEUN KUTI & EGYPT80 「ANTI (反)」 闘い続けるアフロビート

[2018.10]SEUN KUTI & EGYPT80 「ANTI (反)」 闘い続けるアフロビート

文●ナイジャ由有子 text by YUKO NAIJA   今年3月にリリースされたシェウン・クティ&エジプト80のアルバム『Black Times』は、シェウンのメッセージが強く込められたアルバムである。  アルバム発売を受けた彼らの来日公演(7月31日〜8月2日、ブルーノート東京)は、アルバムから6曲、シェウンの父フェラ・クティの名盤「アンダーグラウンド・システム」から〝Pansa Pansa〟、という全7曲のセットリストだった。

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[2018.06]躍進する南ア・ジャズの最注目人物 プロデュース力に長けた
若き万能女性ピアニスト タンディ・ントゥリ

[2018.06]躍進する南ア・ジャズの最注目人物 プロデュース力に長けた 若き万能女性ピアニスト タンディ・ントゥリ

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  南ア・ジャズシーンで突出した才能を発揮する若き女性ピアニストのタンディ・ントゥリが2作目のソロアルバムとなる2枚組のニューアルバム『Exiled』を発表した。プロデュース、アレンジも彼女自身の手によるもの。彼女の美しい歌声とピアノの音色が、高度な器楽アンサンブルに絡まり1つの豊かなアコースティックな音像となる。彼女の声がのることによって生まれる手作りの質感は、このアルバムが、他の現代の凝ったアレンジのジャズ・ア

[2018.06]特集:南アフリカの現代ジャズ 〜南ア・ジャズの新たなる黄金期の到来/ディスクガイド

[2018.06]特集:南アフリカの現代ジャズ 〜南ア・ジャズの新たなる黄金期の到来/ディスクガイド

1994年のアパルトヘイト廃止以来、どんどん盛んになってきた南アフリカの音楽シーン。ダンス・ミュージックのクワイトやゴムが国外からも注目を高めてきたが、今回の特集では南アフリカのコンテンポラリー・ジャズのシーンに焦点を当てたい。かつて「ケープ・ジャズ(Cape jazz)」と称され世界から注目された南アフリカのジャズ・シーン。今、その先端で、多くの世界に羽ばたくべき才能が、その才能を開花させ始めている。シーンの中で女性ミュージシャンが大いに活躍をしていることも特筆に値する。

[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図 キンシャサの今、アフリカ音楽の今 〜Congo - Kinshasa - 2018〜

[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図 キンシャサの今、アフリカ音楽の今 〜Congo - Kinshasa - 2018〜

文と写真●奥村恵子 text & photos by KEIKO OKUMURA ■キンシャサ・レポート 2018  アフリカ大陸の真ん中に位置するコンゴは、西ヨーロッパがすっぽり入るくらいの広大な濃厚な密林が広がり、その中を幅10キロメートルに及ぶコンゴ河が流れる。 これを境に北がコンゴ共和国の首都ブラザビル。南がコンゴ民主共和国の首都キンシャサだ。最近、ちょっとしたブームを起こしている「サップ」でも、この両都市は注目を浴びるようになったが、キンシャサは特に日本では、「

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[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図 EMICIDAが選ぶアフリカを聴くための5枚

[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図 EMICIDAが選ぶアフリカを聴くための5枚

 ブラジルを代表するラッパー、エミシーダ。2015年にルーツをたどるために、カーボ・ヴェルデ、アンゴラ、マダガスカルを訪れ、多くのインスピレーションを得て、『Sobre crianças, quadris, pesadelos e lições de casa』をリリース。長いタイトルは、多様で複雑なアフリカの複数性を表している。「母なるアフリカ」に特別な思いを寄せる彼に、アフリカ音楽の新しい地図を特集するにあたり、選盤を依頼したら、「ラティーナにならば!」とカーニバルの多忙

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