世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2019.04]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第15回 カミニート(径)

[2019.04]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第15回 カミニート(径)

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA 何を今さら、という感じのタンゴの大名曲。作曲はタンゴのゆりかごであるラ・ボカ地区の名士としても知られるフアン・デ・ディオス・フィリベルト。しかし作詞者ガビーノ・コリア・ペニャローサとこの歌詞の真実は意外なほど知られていない。  作詞者ガビーノ・コリア・ペニャローサは1880年(資料によっては1881年)、メンドーサ州ラ・パスの生まれ。母はアルゼンチン独立後の内戦期にブエノスアイレスの中央集権主義に反対し立ち上

1