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[2021.07]【島々百景 第62回】 トメアスー ブラジル【文と写真 宮沢和史】

[2021.07]【島々百景 第62回】 トメアスー ブラジル【文と写真 宮沢和史】

文と写真●宮沢和史  ブラジルの北部パラー州のトメアスーという小さな村の土を初めて踏んだのは2008年の1月のことだった。アマゾン川河口域に広がる大都市ベレン で「アマゾン トラベル サービス」を営む佐賀県出身の北島義弘さんの案内で小型軽飛行機に揺られ、直線距離で200km程度内陸に飛んだところに突如その村は現れた。日本人が移民として20世紀の初めに入植し、未開の地を切り開き、そこに村を興したのだと聞いてはいたが、実際に自身の身で現地に向かってみると、なぜこんな奥地に日本人

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[2018.10]ブラジルフィールドワーク #05 アマゾン
シングー川流域
先住民消防団発進!

[2018.10]ブラジルフィールドワーク #05 アマゾン シングー川流域 先住民消防団発進!

文・写真●下郷さとみ text & photos by SATOMI SHIMOGO  いまこの原稿をアマゾンの森に囲まれた先住民族の村でハンモックに揺られながら書いている。NPO法人熱帯森林保護団体(RFJ)の代表・南研子さんに同行して、アマゾン川の主要支流のひとつであるシングー川流域の村々を3週間かけて訪ね歩いているところだ。  RFJは、森と川の恵みと共に生きる先住民族の支援を通してアマゾン熱帯林を守るという活動を30年に渡って続けてきた。私は通訳やプロジェクトのコ