世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.03]水声社「ブラジル現代文学コレクション」~多様なブラジル文学の再発見~

[2018.03]水声社「ブラジル現代文学コレクション」~多様なブラジル文学の再発見~

文●岸和田 仁 texto por HITOSHI KISHIWADA  昨年10月に第一巻が刊行された、水声社版「ブラジル現代文学コレクション」のラインアップを列記すると、 ❶『エルドラードの孤児』 ミウトン・ハトゥン 武田千香訳 ❷『老練な船乗りたち』 ジョルジ・アマード 高橋都彦訳 ❸『家宝』 ズウミーラ・ヒベイロ・タヴァーリス  武田千香訳 ④『最初の物語』 ジョアン・ギマランイス・ホーザ 高橋都彦訳 ⑤『あけましておめでとう』 フーベン・フォンセッカ 江

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[2018.12]国民と知識人 チアゴ・アムーヂ

[2018.12]国民と知識人 チアゴ・アムーヂ

文●チアゴ・アムーヂ text by THIAGO AMUD チアゴ・アムーヂは、教養に溢れた前衛派で、テクニックの扱いにおいても優れている。── カエターノ・ヴェローゾ 私は、必要があれば何度だってチアゴがブラジル音楽における真の天才であると書き記すことを約束します。──ギンガ  ブラジルで10月28日、大統領選挙の決選投票が行われ、社会自由党のジャイル・ボルソナロ下院議員が当選した(世界中のメディアで「極右」と評されている人物だ)。本誌編集部も多くのブラジルの音楽