世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.12]【「ラ米乱反射」電子版 第5回】ラ米の2020年重要ニュース

文●伊高浩昭(ジャーナリスト) ▼コロナ疫病COVID19猛威振るう  ラ米最大のニュースは世界の他地域同様に、現在進行中のコロナ疫病「COVID19」の爆発的流行である。2020年12月半ばの時点で、世界最悪感染状況上位15カ国に、3位ブラジル、9位アルゼンチン、10位コロンビア、12位メキシコ、15位ペ…

[2020.11]【「ラ米乱反射」電子版 第4回】バイデン次期米政権とラテンアメリ…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  2020年11月3日実施の米大統領選挙は7日、ジョセフ(ジョー)・バイデン民主党候補の当選が事実上確定した。共和党の現職ドナルド・トランプ候補は再選を阻まれた。ラ米諸国は全体としてバイデン当選を歓迎している。  トランプのラ米への関心は薄かった。大統領…

[2020.08]【「ラ米乱反射」電子版 第1回】ボルトンが暴露したベネズエラ工作 ─トラン…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  ドナルド・トランプ米大統領の安全保障担当補佐官(2018年4月〜19年9月)だったジョン・ボルトン氏がさる6月に刊行した『それが起きた部屋:ホワイトハウス回顧録』には、「自由ベネズエラ」という一章がある。同章は逸早くスペイン語に翻訳され、ベネズエラをはじ…

[2017.08]【連載 ラ米乱反射 #136】制憲議会開設かマドゥーロ政権否定か 天王山対決を…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  マイアミに司令部を置く米南方軍は2017年6月6~17日、カリブ諸国など18ヶ国を巻き込んでバルバドス領海、次いでトゥリニダード&トバゴ(TT)領海で合同演習を実施した。「貿易風2017」と名付けられた演習だが、ベネズエラのマドゥーロ政権に軍事圧力を…

[2017.09]【連載 ラ米乱反射 #137】マドゥーロ・ベネズエラ政権が制憲議会開設 米国に…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  2017年8月4日、カラカス首都圏中心部のリベルタドール区ボリーバル広場のすぐ近くにあるベネズエラ国会議事堂本会議場に、制憲議会(ANC)が開設された。1999年に当時のウーゴ・チャベス大統領が国民投票を経て開設したANC以来18年ぶりのことだ。チ…

[2017.07]【連載 ラ米乱反射 #135】起死回生かけ制憲議会議員選挙に向かうマドゥーロ…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  ベネズエラ都市部での反政府勢力によるチャベス派政権打倒のための街頭動員戦術は2017年4月初めから2ヶ月半続いており、反政府派暴徒の暴力などによる死者は90人近く、死者は1200人を上回る。ニコラース・マドゥーロ大統領のチャベス派政権は苦境超克のた…

[2017.06]【連載 ラ米乱反射 #134】「クーデターの危機」に対抗するベネズエラ 反政府…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  ベネズエラで2017年4月2日、カラカス首都園を中心に反政府勢力の抗議行動が始まった。6日には抗議行動のさなかに19歳の若者が死亡した。その後5月半ばまでに40人に達することになる死者の最初の一人であり、抗議行動が暴動に転化した日に出た最初の犠牲者だ…

[2019.04]〔特別報告〕キューバが4月、新憲法公布へ ベネズエラの政情混乱は長期化か

文●伊高浩昭(ジャーナリスト) text by HIROAKI IDAKA  米州唯一の社会主義国キューバは2019年2月24日、国民投票で新憲法を承認、4月10日の公布をもって「社会主義市場経済」に慎重ながら公式に踏み込む。投票前日の2月23日、キューバの最重要同盟国ベネズエラでは、トランプ米政権がでっち上げ…