世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.05]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑩】5月はパリの物語 ─自由と愛の革命家たち

[2021.05]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑩】5月はパリの物語 ─自由と愛の革命家たち

文●加藤登紀子 本エントリーは、5/19(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 ❶ ジーナが歌った「さくらんぼの実る頃」 ジーナ(『紅の豚』)  1992年7月18日にロードショーがスタートした『紅の豚』は、今からちょうど100年前の1920年代を描いています。  第一次世界大戦が終わって、たくさんの飛行機乗りが戦死、その苦い思いを胸に、次の時代を夢見る人たちの物語です。  この中でジーナが歌っている挿入歌の「さくらんぼの

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[2021.01]フランスが共有する最大の国境はブラジル...?! そして、アマパーの歌い手たち

[2021.01]フランスが共有する最大の国境はブラジル...?! そして、アマパーの歌い手たち

[無料記事] 文●南 悠己  昨年の暮れに、ブラジルの古い友人が面白い記事を送ってくれた。その友人の知り合いが書いた記事。「フランスが共有する最大の国境はブラジル…」と突拍子もないタイトルなので目を通して読み進むと、かなり過激になる。トランプの真似をして新型コロナに感染したボルソナーロ大統領の友人かも、とも見えるが、そうではないらしい…。音楽が後ろになってしまったけれど、最高!!!です。 是非聴いてください!!! ●アマゾン、考えるべき事件  フランスが共有している最大

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[2020.12]フランスのヒットチャートを独占しているのが「アヤ・ナカムラ」だって?

[2020.12]フランスのヒットチャートを独占しているのが「アヤ・ナカムラ」だって?

 ↓こちらは、音楽評論家の松山晋也さんの11月24日のツイートだ。  フランスのヒット・チャートを独占する「アヤ・ナカムラ」とは一体何者なのか?  月刊ラティーナの長期連載「それでもセーヌは流れる」で、フランスの音楽/芸術/社会についてレポートしていただいていた向風三郎氏に、「アヤ・ナカムラ」について教えていただく。 ▼ 文●向風三郎

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[2016.05]カドシュ【新しい世界の作曲家 - フォークロア、プリミティブ、うた、器楽、革新 -】

[2016.05]カドシュ【新しい世界の作曲家 - フォークロア、プリミティブ、うた、器楽、革新 -】

カドシュ(Kadosch) ●プロフィール フランス人作曲家、様々なプロジェクトを並行して行うなか「BabelEyes」では、消えつつある言語をテーマにしたアルバムを制作。ブラジルから、女性Voでサンパウロシーンの奇才、テテ・エスピンドラがゲスト参加した。コンピュータにも精通している。 『Disappearing Languages』(2015)

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[2017.03]ジュリアン・ドレ|新しい愛の形を発見した
フレンチポップの風雲児

[2017.03]ジュリアン・ドレ|新しい愛の形を発見した フレンチポップの風雲児

文●佐藤篁之 text by HITOYASU SATO  ハイファッション誌ELLEの「今年最もセクシーな男」に選ばれてから10年、ついにジュリアン・ドレが日本での本格的デビューを飾る。フランスで発表したオリジナルアルバムは4枚。そのどれもがプラチナディスクやゴールドディスクを獲得し、3作目の『LOVE』をベースにしたツアーは、全170公演ソルドアウトの大評判となった。ただし、生身のジュリアンはそんなスター・データとはまったく別の処にいた。 「ぼくはいつも自分自身が〝感

[2019.11]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第2回「光を求めて」

[2019.11]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第2回「光を求めて」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA その時、僕は闇の中をひたすら赤い光を求めて歩き続けた。  2017年の秋。ジェーン・バーキンの出演するテレビの音楽番組。他の出演者も多数出演する。生放送では無いがそのライヴ感と緊張感を最大限に生かすために数百人もの観客を入れ、生放送さながらに収録する。その日のジェーンの出演はオーケストラとの共演で僕は編曲とピアノを担当する。収録スタジオ「ル・ゼニット」はパリの外れにある「ラ・ヴィレット」という文

[2020.03]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第6回「今回のリクエストはチャレンジしがいがありました」

[2020.03]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第6回「今回のリクエストはチャレンジしがいがありました」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA  さてフランスに住み始めて2年と数ヶ月が経ちました。そのきっかけは2016年から始まったジェーン(・バーキン)の世界ツアーへの音楽監督(編曲/ ピアニスト)として参加がきっかけだった、と言う事はこの連載でも幾度となく触れている。その編曲で心がけたことなどなど書いてみたいと思う。 編曲作業も佳境。スコアの山と格闘

[2020.05]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第8回(最終回) 「NYC テレビ番組収録とビーコンシアター公演の巻」

[2020.05]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第8回(最終回) 「NYC テレビ番組収録とビーコンシアター公演の巻」

文●中島ノブユキ(音楽家) text by NOBUYUKI NAKAJIMA  コロナによる世界的惨状そして人類の危機の渦中である。そして今号にてラティーナ誌が休刊になるという事がアナウンスされました。どちらも大変重要なことで、ついついそちらに筆が進みそうになってしまうのだけれども、紙面の制約もあるし、ここはグッとこらえて淡々と前号の続きを書き進めたいと思う。ジェーン・バーキンのニューヨーク公演にイギー・ポップとシャルロット・ゲンズブールがゲストで参加するという事になり、

[2020.02]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第5回「ストライキの思い出」

[2020.02]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第5回「ストライキの思い出」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA 今(2020年1月上旬現在)フランスは昨年の12月上旬から始まったストライキのまっただ中にいる。パリのメトロ、バス、フランス全土の国鉄そしてエールフランスも今回のストライキに参加していたので昨年度末はクリスマス時期という観光経済にも打撃を与え、街は混乱しそれ故人々は苛立ち、という悪循環の中にいます。今回の規模に匹敵するストライキが1995年にも起きているという話を耳にして、ふと思い出した事がある。

[2020.01]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第4回「パリの家探しは難儀なり(後編)」

[2020.01]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第4回「パリの家探しは難儀なり(後編)」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA  今回は前回に引き続きパリの不動産事情。我々の「エレベーター、キッチンはガスコンロ、暖房はセントラルヒーティング、湯船があり、陽の光が入り、そして静かである事」という厳しい条件に合致する物件に出会えるのか?