世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.11]【特集 私の好きなアジア映画】圷 滋夫 旅をするように映画を楽しむ〜独特な文化や芸術が描かれた5本の作品〜

[2020.11]【特集 私の好きなアジア映画】圷 滋夫 旅をするように映画を楽しむ〜独特な文化や芸術が描かれた5本の作品〜

選・文●圷 滋夫(あくつしげお/映画・音楽ライター)  映画の楽しみは人それぞれで多くの理由があると思うが、そのうちの一つが行ったこともない国や地域の、見たことも聞いたこともない文化や風習への扉を開いてくれる、ということだろう。秀れた映画はごく限られた場所で行われる固有の文化や風習をモチーフに、そこから世界に向けて広がる、普遍的で力強い物語を紡ぎ出している。ここではそんな独特な文化や芸術が描かれた作品を、アジア諸国の中から過去作を含め何本か紹介しよう。 ◆ 『アイヌモシ

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[2019.03]映像は踊る 3本のドキュメンタリー映画
『セメントの記憶』『あまねき旋律』『盆唄』に観る、
それぞれの“ダンス”について。

[2019.03]映像は踊る 3本のドキュメンタリー映画 『セメントの記憶』『あまねき旋律』『盆唄』に観る、 それぞれの“ダンス”について。

文●圷 滋夫 text by SHIGEO AKUTSU  映画は、映像と音で構成される。その音には台詞や環境音、音楽などが含まれ、中には音楽がとても豊かで重要な役割を果たす作品がある。ここで紹介する3本のドキュメンタリーもそんな作品で、いずれも〝ダンス〟を感じさせる内容だが、そのアプローチについてはそれぞれ全く違う方法が採られている。 『セメントの記憶』© 2017 Bidayyat for Audiovisual Arts, BASIS BERLIN Filmprod