世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.05]風を奏でる音楽家のダイアリー #10 作曲(後編)

[2018.05]風を奏でる音楽家のダイアリー #10 作曲(後編)

文●ジョアナ・ケイロス  私に作曲するよう勧めてくれたのは、アメリカで1年学んだシュタイナー学校の先生だった。ドグラス・モリスという先生で、ジャズについて授業で教えてくれた、さらに社会学も教えてくれた先生だった。私はその先生がとても好きで、彼の言うことは何でも注意深く聞いた。ハーモニーついては彼からたくさん学んだ。あのころ、私にとって音楽はミステリーに溢れた霧中のものだった。彼は私に言ってくれた。「君は君の中にたくさんの音楽を秘めている。いつそれを表現するんだい? 作曲して

[2018.04]風を奏でる音楽家のダイアリー #09  作曲(前編)

[2018.04]風を奏でる音楽家のダイアリー #09 作曲(前編)

文●ジョアナ・ケイロス  混ざり合う音色がもたらす感覚が、とても不思議だった。それに音色や楽器、音楽性のアイディアを聴きわけることも最初はできなかった。だんだん耳が訓練されて、聴く音を整理できるようになって、低音、高音、ハーモニー、メロディー、パーカッションや、弦、菅などその他の音などが細かく聴きわけられるようになった。馴染みのあった6弦と7弦ギター、バンドリン、カヴァキーニョ以外に、ソプラノ、テナー、アルトのリコーダー、チェロ、バイオリン、コントラバスも咄嗟に判別できるよ

スキ
1