世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2017.07]【第6回
カンツォーネばかりがイタリアじゃない】クラッシュ・キッド、ピオッタ、プリモ・ブラウン
高架下のヒップホップ文化

[2017.07]【第6回 カンツォーネばかりがイタリアじゃない】クラッシュ・キッド、ピオッタ、プリモ・ブラウン 高架下のヒップホップ文化

文● 二宮大輔  トラステヴェレ駅の高架下に大好きな落書きがあった。  地下鉄の車両、店のシャッター、ビルの壁、ローマにはいたるところに落書きがある。いちばん多いのは「ラツィオのクソ野郎」や「人種差別反対」など、特定のサッカーチームの悪口や社会的なメッセージをスプレー缶で走り書きしたもの。もう一つは、もっと本格的なフォントで、ヒップホップのアーティストやグループの名前を描いた巨大なロゴマークのようなもの。さらに、1910年のメキシコ革命を発祥とするムラーレスと呼ばれる壁画

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[2017.05]【第4回
カンツォーネばかりがイタリアじゃない】Lo stato sociale
(ロ・スタート・ソチャーレ):
ボローニャ独立系
ミュージシャンの叫び

[2017.05]【第4回 カンツォーネばかりがイタリアじゃない】Lo stato sociale (ロ・スタート・ソチャーレ): ボローニャ独立系 ミュージシャンの叫び

文● 二宮大輔  ボローニャという町をご存じだろうか?  イタリア北部エミリア=ロマーニャ州に位置する都市で、ヨーロッパ最古の大学があることで知られている。ミートソースのパスタのことを「ボロネーゼ」と呼ぶが、これはつまりボローニャ発祥のパスタという意味。第二次大戦後は共産党の活動が盛んだった土地で、政治的なテロの起こった「鉛の時代」の終焉1980年には、ボローニャ駅が爆破され85人の一般人の命が奪われた。そんな政治と文化の中心地ボローニャは、今でも学生の町という性格が強く

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