文●松村 洋 text by HIROSHI MATSUMURA 世界各地のさまざまな音楽を聴くが、日本の〝純邦楽〟とはなじみが薄いというかたが、本誌読者にはけっこう多いのではないだろうか。生田流箏曲〈峰と海の会〉を主宰する杉浦充の新作『琴が奏でるおめでたい調べ〜令和、美しき時代に〜』は、そんなかたにも…