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文●本田 健治 Texto por KENJI HONDA 「スール」は私たちに愛の歴史を語ってくれているものであると表明したい。これは、一組の夫婦の愛であり、ある国への愛の歴史なのである。 これは帰還の歴史である。 『スール』はその映画の中で「夢のテーブル」と呼んできた、あの時代のアルゼンチン…
文●本田健治 text by KENJI HONDA 新型コロナに弊誌休刊最終号…この辛い、寂しい時期に、アルゼンチンの友人でジャーナリストの Silvia Rojas から、もう一つ大きな悲報が届いた。 ‡ アルゼンチン・タンゴ・ダンス界最大の功労カップル、グローリア&エ ドゥアルドのグローリア(Gloria Julia…
文●本田健治 text by KENJI HONDA 今年のコロールタンゴと小松亮太のコンサートに昨年の世界チャンピオン、アゴスティーナが日本にやってきて凄い勢いで話してきた。 「来年の民音タンゴで来るダンサーたち、凄いねぇ。どれもが私が尊敬する憧れのカップルばかり。もう凄い話題になっているよ」…
文●本田 健治 / 写真●本田 健治 & ディアナ・アツミ text by KENJI HONDA / photos by KENJI HONDA & DIANA ATSUMI 市最大のイベントのひとつに成長 タンゴダンス世界選手権は、2003年に始まった時と比べると、16回目の今となっては凄い成長ぶりで、途中で現在のマクリ大統領が2007年に市長にな…
文●天野裕子 text by YUKO AMANO ブエノスアイレスで長い歳月踊り明かしてきた、往年のミロンゲーロたち。その貴重な時代証言をまとめたのがこのドキュメンタリー映画である。── と書くと「黄金期のミロンガがいかに凄くてホンモノだったかという伝説を証明するのね、やっぱりブエノスなのね、…
文●坂本 悠 2017年8月23日、ブエノスアイレスで行われたタンゴダンス世界選手権ステージ部門の頂点に立った日系3世のアクセル・アラカキとアゴスティーナ・タルチニ。ペアを組んでわずか10ヶ月での優勝だった。来年早々から始まる民音タンゴシリーズ〈49〉「ファビオ・ハーゲル・セステート」の全国…
文●本田大典/写真●本田健治 タンゴダンス世界選手権ステージ部門決勝翌日、日本人とサンティアゲーニャが優勝というタイトルが朝刊にどんと出た! そうだ! 8,000人が見守る舞台で優勝を決めたのは、アゴスティーナ&アクセルだった。 今年で第15回目を迎えたタンゴダンス世界選手権。8月は…
文●本田 大典 日本から見て地球の真裏に存在する国、アルゼンチン。その距離とは裏腹に日本とアルゼンチンの文化的な結びつきは強い。特にアルゼンチンタンゴの音楽は日本人には昔からなじみのある音楽でその歴史は長い。また近年のダンスブームによりタンゴの人気が再燃してきているが、そのブー…
文●ラティーナ編集部/写真●酒井 透 2017年で第14回目を迎えたタンゴダンスアジア選手権。今年は司会に2009年タンゴダンス世界選手権サロン部門チャンピオンの山尾洋史を迎え、昨年に引き続き渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて7月1日、2日の2日間で盛大に開催された。 …