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[2019.06]現代ジャズ界で存在界を示すチリ出身の才媛、カミラ・メサ 才能が覚醒したスケールの大きな新作『アンバー』

文●坂本 悠

text by YU SAKAMOTO

 チリのサンティアゴ出身、現在はニューヨークを拠点に活動するヴォーカリスト/ギタリスト/作曲家のカミラ・メサによる最新作『アンバー(ámbar)』が5月29日に日本で先行発売される。2016年から2年連続で果たした来日公演では、ナチュラルかつオーガニックな歌声、躍動感あふれるギターサウンドに、カラフルな才能が余すところなく発揮されたコンポジションで多くの日本のリスナーを圧巻し、その人気は急加速した。5枚目のアルバムにして米Sony Music masterworksからメジャー・レーベル・デビューを飾り、ワールドワイドに注目を集めるカミラ。作品の魅力と自身のバックグラウンドについて語ってもらった。

Camila Meza Publicity Photo_RachelThaliaFisher-1b - コピー

■最新作『ámbar』について

── 最新作のコンセプトは?

カミラ・メサ このアルバムには、個人レベルのみならず社会レベルで、何かしらの形で癒しの源になり得るアイデアを長年に渡って書き綴ったものを落とし込みました。アルバムのタイトルは、個人的な癒しの過程で生まれた曲「アンバー」からとりました。ニューヨークに移住した時に祖父が亡くなり別れを告げることができず、その時に感じた痛みを表現しようと思ったことがきっかけです。タイトルの「アンバー」は祖父の苗字からとったのですが、奇しくもこの曲を書いた後に、樹木が傷を癒すために樹脂を出し、それが硬化して琥珀になるということを知りました。つまり私の曲は完璧なメタファーだったのです。

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