見出し画像

[2020.01]対談 ジョアナ・ケイロス×角銅真実 日本とブラジルのふたりの才女の出会い

文●編集部 text by LATINA

 繊細でありながら芯の強さを感じる点で共通点のあるブラジルのジョアナ・ケイロスと日本の角銅真実。

 ジョアナ・ケイロスが来日中に、二人の対談が実現。Festival de FRUEではお互いの生演奏に触れ、ジョアナのソロコンサートにも訪れた角銅さん。角銅さんの新譜のリリースに向けて作業が行われていた都内のスタジオで、二人にじっくりと互いの音楽について語りあっていただくことができました。(取材協力:ユニバーサルミュージック、スパイラル・レコーズ︎)

お互いの作品についての印象

ジョアナ・ケイロス 待ち合わせの場所に向かう前に角銅さんの新譜を聴きながら街を散歩していました。すごく綺麗で好きだなと思う曲がいくつもあって。全て角銅さんの作曲ですか?

角銅真実 うれしい。はい、そうです。

ジョアナ・ケイロス 歌っているのもすごく素敵で。アレンジのアイディアや、楽器の使い方なども。ピアノがすごくいいなと思いました。誰ですか?

角銅真実 ピアノは…… 私の歌で弾いているのは、石若駿くんっていう友だちです。ドラマーの。歌以外のパートは私が弾いています。

ジョアナ・ケイロス コントラバスも入っていますよね?

角銅真実 はい。コントラバスは…… マーティン・ホロベックという人です。

ジョアナ・ケイロス いつかコンサートを見たいです。

角銅真実 また東京に来ますか? 来年とか。

ジョアナ・ケイロス 来たいです!

角銅真実 来て欲しいです!

ここから先は

5,889字 / 7画像
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。

「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…