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[2019.11]THE PIANO ERA 2019 出演者インタビュー#1 アントニオ・ロウレイロ

文●原 雅明 text by MASAAKI HARA

 アントニオ・ロウレイロが昨年リリースした『Livre』について、僕はリリース元のNRTの依頼で公開ライナーノーツを書いた(※以下参照)。そこでも触れたのだが、マルチインストゥルメンタル奏者の彼が他者と演奏するのと同じく、自分で多重録音によって作品を作ることにも力を注いできたことに興味を抱いた。また、カート・ローゼンウィンケルをはじめ、ロウレイロの周辺に形成されている、バンドというほど固定された関係性ではない、緩やかなコレクティヴが共有するものによって音楽が作られている状況にも関心を持った。その辺りのことも含めて、改めて『Livre』の話から、ロウレイロに訊ねてみた。

── 『Livre』はどのように完成形まで持っていったのでしょうか?

アントニオ・ロウレイロ このアルバムはトー・ブランジリオーネと僕とでプロデュースしました。アイディアを録音して、音やセッションを組み立てていき、いくつか一緒に録って……。準備を僕がやって、その後彼と一緒に作業をしたのです。彼はプロデュースの天才で、僕が考えもしなかったいろいろな方向へ音楽を導いてくれました。最近演奏している音楽の影響も大きいし、同時代のミュージシャンや友人たちの影響もあります。

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ANTONIO LOUREIRO 『LIVRE』

── ゲスト・ミュージシャンを招いても、あなたの中では曲の設計図がすべてあって、基本的には多重録音で一人で作り上げられる音楽であると、『Livre』では特にそう感じました。

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