[2019.03]音の建築士 Leandro César
文●宮ヶ迫ナンシー理沙 text by NANCI LISSA MIYAGASAKO
ミナスの創作楽器集団「UAKTI(ウアクチ)」の正統なる後継者と呼ばれ、ミナスの若手作曲家たちの中心のひとりであるイレーニ・ベルタシーニの音楽的なパートナーとしても活躍するレアンドロ・セーザル。イレーニとのデュオ名義でリリースした『REVOADA』(2017) が高い評価を受け、パッケージなどのジャケットアートが木製で見た目にも印象的な初のソロ作『MARIMBAIA』(2018) もその独自性が心に残った。そのレアンドロのソロ2作目となる『Architecture of Sounds』が先日スパイラル・レコーズよりリリースされた。実はそのキャリアや情報がまだあまり知られていない彼に電話インタビューを行った。
1985年、ミナスのコンタージェンというベロ・オリゾンチの隣接都市生まれ、機械工学を学び、音楽を専門に学校で学んだ経験は実はない。彼にとって最初の最も重要な学びの場だったというのは、ミナス音楽のシーンの中で、今やおなじみの名前となったアレシャンドリ・アンドレス、グスターヴォ・アマラル(グスタヴィート)らと組んだグループ「Diapasão(ヂアパザォン)」、そして「Urucum na Cara(ウルクン・ナ・カーラ)」だったのだという。
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