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[2020.01]角銅真実インタビュー(前編) 音楽の魔法がこぼれ落ちる 歌のアルバム『oar』に流れる儚い時間

文●土佐有明 text by TOSA ARIAKE

 くるりのサポートでも活躍するドラマーの石若駿、FINAL SPANK HAPPY/CRCK/LCKS/DC/PRGの小田朋美、King Gnuの常田大希、MELRAWの安藤康平、WONKの江崎文武など、昨今、東京藝術大学卒のミュージシャンの活躍が目立っている。藝大打楽器科卒の角銅真実(かくどう・まなみ)もそのひとり。過去に『時間の上に夜が飛んでいる』『Ya Chaika』という2枚のアルバムをリリースしており、ceroや原田知世のサポートも務める彼女が、来年1月22日にメジャー・ファースト・アルバム『oar』を発売する。アルバムの中から、12月13日に「December 13」「Lullaby」の2曲が先行配信されることになっており、これまで最も歌にフォーカスした『oar』の片鱗を覗き込むことができる。そこで、本誌では2号にわたり彼女へのインタビューを掲載。前編となる本号では、藝大時代の経験や新作に至るまでの道のりを振り返ってもらった。

── 打楽器との出合いから教えてください。

角銅 中学の時の吹奏楽部です。最初トランペットやチューバが見た目がかっこよくていいなと思ったのですが、じゃんけんで負けて打楽器に。でもそこまで本格的にやっていなくて。そのあと、打楽器奏者の山口ともさんのプレイを見て衝撃を受けて、「打楽器やってみたい!」と思いました。

── 山口さんから何を学びましたか?

角銅 楽しむこと、ですかね。学んだというより、「私もやってみたい」っていう気持ちになりました。小さい頃、NHKの音楽番組にともさんとUAさんが出てらして、UAさんも大好きだったから見ていたんです。学校に行っていなかったので、みんなが授業受けている時間にテレビを見ていて。これから自分がどんな大人になってどんな人生を送るんだろうって考えた時に、身の周りのものに自由に自分の手を加えて表現をされているともさんを見て、「こんな大人がいるんだ、こんな風になりたい」っていう興味や憧れが芽生えました。

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