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[2018.05]島々百景 #27 沖永良部島(鹿児島県)

文と写真:宮沢和史

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 沖縄というところほどイベントやお祭りが多い地域を他に知らない。そもそも、他と比べ、古くからの年中行事が現在でも守られていて、それに則って一年が進行していく──。というのがまずベーシックにある。その上に様々な地域の祭りや商業関連のイベント、同窓会や模合(沖縄の頼母子講)、そして数々の音楽イベントが毎週末、島のあちこちで同時進行で行われている。沖縄の音楽というと、民謡、ロック、というイメージを持つ人が多いかもしれないが、実は演歌も盛ん。宮沢が思うに、美空ひばりの伝説の那覇公演が島に演歌ファン層を作り上げたきっかけなんじゃないかな? と分析している。なにしろ、島の人口の10分の1近くの人が押し寄せたというのだから。一方、フォークソング愛好家も非常に多い。70年代に活躍したフォーク系の方々のコンサートはいつも盛況だ。ハードロックはもちろんのこと、ジャズ演奏家も多い。民謡の歌い手は星の数ほどいるし、琉球古典音楽を演奏、歌唱、琉球舞踊や組踊を踊る、方々がさらにそこに加わり、琉球芝居の人口を加え、創作エイサーなどのグループも数えていけば、小さな島にとてつもない数の芸能関係者が存在することになる。観覧する人の数より演じる者の数の方が多いんじゃないか? と本気で勘ぐってしまう。

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