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[2017.02]マヌエル・バレラ インタビュー

文●山本幸洋
text by TAKAHIRO YAMAMOTO

 本誌16年6月号の特集「2010年 代 の 世界の音楽~中南米・カリブ編~」内でラテン・ジャズを10枚のCDで総括したとき、6タイトルのリーダーに対し私は取材をした経験があった。リーダー作だけではなくメンバーとしての活動で目星をつけておいて、折々で取材の機会を窺うのだが、未取材のうちもっとも関心の高い一人がキューバ出身のピアニスト、マヌエル・バレラだった。そのマヌエルが16年10〜11月にトリオを率いて日本ツアーを行なった。05年2月にファースト・アルバム『Forma Nueva』を手にして以来、ずっとフォローしてきた若手(1980年ハバナ生まれ)の逸材だ。(16年11月2日、武蔵野スイングホールにて。協力オフィス・ズー)

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