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[2017.06]ことり対談|コトリンゴ×パウラ・トーレス

文●ラティーナ編集部

 デビュー10周年を迎えた昨年、アニメーション映画『この世界の片隅に』(片渕須直監督)で音楽を担当し、大きく飛翔するコトリンゴ。そして昨年ファーストアルバム『ミクロムンドス』をリリースし、本誌でインタビューが紹介されたパウラ・イ・ロス・パハロス(パウラと小鳥たち)のマリア・パウラ・トーレ。17年4月にサンティアゴ・タリコーネ(ギター&フルート)を伴って来日したパウラは、敬愛するコトリンゴとともにお互いのオリジナル各1曲とコトリンゴの書き下ろし1曲を録音する機会を得た。リリースや詳細は現時点では未定だが、アルゼンチンと日本、遠く離れた異国のふたりの「ことり」が融合しあった画期的な録音になったことは間違いない。録音の後、時間をいただいてふたりの音楽の意外な交差点に迫った。

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レコーディングについて

—— パウラにとってはこの録音は長年の夢だったわけですが、お互いにとってこの録音はいかがでしたでしょうか。

パウラ・トーレ そうですね、敬愛するコトリンゴとの演奏はずっと夢見ていました。彼女が優しく、温かく迎えてくれたこともあって録音はリラックスして楽しめました。美しい録音になったと思います。

コトリンゴ パウラとともに、フルートを持って一緒に来てくれたサンティアゴ、お二人の人柄のおかげでとてもリラックスした楽しい雰囲気のなか、レコーディング出来たのではと思います!

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