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[2019.04]アルゼンチンの天才ギタリスト フアンホ・ドミンゲス逝く!

文/写真●本田 健治 text & photos by KENJI HONDA

 悲報。天才ギタリスト。フアンホ・ドミンゲスが亡くなった。身体の不調は何度か聞いていたし、10月にブエノスで開いた大きなイベントへの参加も当初は快諾してくれていたが、急に断ってきたから心配はしていた。しかし、その前後にはブエノスでの演奏スケジュールも入っていたから、敢えて聞くこともしていなかった。

 家族の話では、10月のその時期に腎臓病を発症し、なんと腎臓移植をしたのだそう。その後は経過も順調でリハビリに励んでいたという。普通、この手の手術の後は厳しい状況も予想されるのだが、フアンホの場合はいたって順調に見え、家族も心配していなかった。2月9日土曜日に急に腎不全に陥り、一度は回復したものの、10日明方に再び腎不全が発生、そのまま帰らぬ人になったという。フアンホという人は、これまでも大きな事故にあったり、重病もしてきたが、回復するまでは心配をかけたくないからと、何も知らせてこない人間だった。ブエノスから260キロも北西に離れたフニン市に住み、仕事の度に車でブエノスに出かけてきていた。こんなことと知っていれば、最近は何度もブエノスアイレスを訪れていたのに……残念でならない。

 フアンホは間違いなく、南米が産んだ最大級のギタリストだ。あまりにも多くの思い出がありすぎて、すぐに涙が溢れそうになるが、彼の偉業を偲んで少し思い出を書き留めてみたい。

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