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[2018.11]今秋、15年目を迎える「ラテンビート映画祭」 まもなく開幕!

文●矢崎久美 text by KUMI YAZAKI

 スペイン&ラテンアメリカ映画の祭典「LATIN BEAT FILM FESTIVAL」が、今年15年目を迎える。日本では一般公開されにくいラテン各国の最新作を劇場で見ることのできる貴重な映画祭で、本年は11月に新宿・大阪・横浜で開催される。

 注目の1本目は、ロマのコミュニティーで生きる10代の女性同士のピュアな恋愛を描いたスペイン映画『カルメン&ロラ』。女性は10代で結婚し子供を産み育てることが習わしとなっている保守的なロマの社会で、許されざる恋に走る若い二人の姿が、生き生きと描かれている。出演者のうちプロの俳優は一人だけで、主演の二人とその家族役もロマ・コミュニティーで暮らす素人だ。ロマの人々の暮らしや生の会話も知ることのできる作品となっている。

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『カルメン&ロラ』

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