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シルビア・ペレス・クルス カタルーニャの至宝 来日直前インタビュー

— カタルーニャの現在 —

 スペイン継承戦争でカタルーニャがスペイン軍の手に落ちたのは1714年のこと。以来300年間、カタルーニャ人はスペインと一線を画しながら、独自の文化・言語を守り続けてきました。独立問題で政治面ばかりのニュースが注目を浴びていますが、カタルーニャにはどのような音楽があるのでしょうか。シルビア・ペレス・クルスの初来日に合わせて、知られざるカタルーニャの現在に迫ってみました。

文●石郷岡 学 texto por MANABU ISHIGOOKA

カタルーニャの至宝、シルビア・ペレス・クルスが5月に待望の来日を果たす。幼い頃から音楽を学び、多様な音楽を体験して来た彼女は、カタルーニャやフラメンコの伝統に立脚しつつ、常に新しい音楽に挑み続けている(本誌2016年1月号のインタビューを参照されたい)。どんな音楽の中にあっても彼女の鮮やかな歌声は、その中に溶け込み、しかし決して突出した個を失わない。来日を控えた彼女に、主として近年の活動を聞いた。

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—— その後も精力的な活動を続けておられます。世界各地で公演をし、南米ではアミルトン・ヂ・オランダや、ホルヘ・ドレクスレルと共演されました。彼らとの共演はいかがでしたか?

シルビア・ペレス・クルス ここ数年、アルゼンチン、チリ、ウルグアイ、ブラジルを中心に多くのツアーを行ってきました。そしておっしゃるとおりアミルトン・ヂ・オランダやホルヘ・ドレクスレルと共演することができました。実は近日中に、ブラジルに行ってまた2人と会う予定です。彼らのような偉大なアーティストに出会えることはすばらしいことです。彼らはとても謙虚で寛大で、それにすごく努力家でもあるんです。何事も細部まで丁寧に行う人たちで、人間としての魅力にあふれています。彼らと出会えて、私と一緒に音楽を作ってくれてとても恵まれています。本当に感謝しているし、二人との共演をすごく楽しんでいます。

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