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ジュサーラ・シルヴェイラ & ヘナート・ブラス〜ガル・コスタ トリビュート作 『フルッタ・ゴゴイア』を語る

文●ヂエゴ・ムニス

 ガル・コスタのような、歴史遺産的な人物の作品を歌うのは容易じゃない。最高の気配りが必要になる。『フルータ・ゴゴイア』のアルバムのリリースライヴの日、ヘナート・ブラスはそう語り始めた。

—— お二人のキャリアにとってガル・コスタはどのような存在でしょう?

ジュサーラ・シルヴェイラ 私は、自分がトロピカリズモの実子であるかのように思っています。幼少期に聴いたその音楽が、そのほかのさまざまな音楽と出会うことへ導いてくれました。8歳のときから、カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルを聴いていました。その後、ジョアン・ジルベルト、ドリヴァル・カイミ、ルイス・ゴンザーガなどを聴いて、その頃、ガルの声にとても親しみを感じました。彼女がバイーア出身であることでさらに親しみが湧きました。歌手になろうと決意する前でしたが、ガルの歌唱とポピュラー音楽を俯瞰する彼女のレパートリーに非常に共鳴しました。

ヘナート・ブラス 僕は郊外で育ったのですが、当時郊外で流行ったのはジョルジ・ベン・ジョール、チン・マイア、それから70年代のアメリカ音楽でした。幼少期、青年期のころはまだガルの音楽を知らなくて、その後少し経ってから知りました。一目惚れのように一瞬のうちにその音楽に恋をしました。彼女は、大好きな歌手の一人で、新しいアルバムがリリースされるのをいつも心待ちにしていました。

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