見出し画像

[2017.09]「中村とうよう 音楽評論家の時代」を執筆した田中勝則氏に訊く

文●松山晋也

 衝撃の自死(2011年7月21日)からの7回忌に合わせるように上梓された「中村とうよう 音楽評論家の時代」。生涯にわたる著作物や監修レコード類などの資料も網羅したこの大著(全585ページ)は、人間・中村とうようの人生の軌跡をたどりながら、音楽評論家という仕事の在り方や可能性までも考察した異色の評伝だ。著者である音楽評論家/プロデューサーの田中勝則氏は、生前のとうよう氏と最も密につきあった一人であり、この本は彼だからこそ書けたと言っていい。上梓に至る経緯や思いを語ってもらった。

画像1

ここから先は

3,459字 / 2画像
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。

「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…