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【短期連載】 The Latin Music is a Tramp! #1 ビル・オコンネル

文●山本幸洋

 この3月のデイヴ・ヴァレンティンの死は早すぎた。だが、その死を悼んで盟友ビル・オコンネルらがコットンクラブ東京で6月18~21日にトリビュート公演を行い私たちは改めてデイヴの音楽を楽しみ、考える機会となった。メンバーはビル(ピアノ)、リンカーン・ゴーインズ(ベース)、ロビー・アミーン(ドラムズ)というデイヴゆかりの面々に、デイヴ役のフルートがチャランガ76のアイドル:アンドレア・ブラックフェルドというサプライズ! ビルというピアニスト/作編曲家は、長きにわたってデイヴの右腕であって、デイヴが病に倒れてからリーダーとして活動するようになったのだが、デビュー期にモンゴ・サンタマリーアのバンド・メンバーだったり、そのころの初ソロ・アルバムがストレイト・アヘッドなジャズだったりしていて、そもそもなんでラテンなの? というベタな疑問もあったりする。そのあたりから訊いてみた。(6月19日、都内にて。協力:コットンクラブ東京、坂本 悠)

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写真提供/COTTON CLUB  撮影/ 山路ゆか


—— デイヴさんの音楽を一言でいうと?

ビル (しばし考えて)デイヴは生涯にわたる音楽の協力者だ。私たち二人はジャズとラテン・ジャズをこよなく愛し、曲を作って演奏し、もちろん親友であり、特に音楽的にウマがあった。私たちの協力関係は私には重要で、ラテン音楽を作曲し演奏したいという私の欲望を充たしてくれた。

—— あなたは1953年ニューヨークの生まれですね。オコーネルという姓はアイリッシュ。どんな家庭でした?

ビル ああ、ラテン音楽とはまったく接点がなかったよ。でも家族みんな音楽が大好きで、私はおじからピアノのセッスンをつけてもらった。おじはクラシカル・ピアニストで音楽大のマスターを持ってるんだ。母は毎週日曜にピアノに合わせて歌を歌っていた。私はそれを聴いて育った。別のおじはジャズのDJでフロリダのラジオに出演していた。いろんな音楽を教えてもらったことが、私が真剣に音楽を始めるときに役に立ったね。

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