[2019.03]映像は踊る 3本のドキュメンタリー映画 『セメントの記憶』『あまねき旋律』『盆唄』に観る、 それぞれの“ダンス”について。
文●圷 滋夫 text by SHIGEO AKUTSU
映画は、映像と音で構成される。その音には台詞や環境音、音楽などが含まれ、中には音楽がとても豊かで重要な役割を果たす作品がある。ここで紹介する3本のドキュメンタリーもそんな作品で、いずれも〝ダンス〟を感じさせる内容だが、そのアプローチについてはそれぞれ全く違う方法が採られている。
『セメントの記憶』© 2017 Bidayyat for Audiovisual Arts, BASIS BERLIN Filmproduktion
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