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[2017.07]デ・ラ・リベラ 〜 アルゼンチン・インディー最高のディスコポップ

文●宮本剛志 texto por TAKESHI MIYAMOTO

 アルゼンチン・インディーが面白い。というのはおそらくネットで音楽を聴いている方には周知のことだろう。独自の発展を見せるアルゼンチン音楽にあって、インディーはむしろ海外との同時代性を感じさせる音楽だ。そして海外との同時代性をもちつつオリジナリティを発揮した最大のスターがフアナ・モリーナだろう。そのフアナの後継者ともいえるような才女、カンデラリア・サマルのアルバムなどをリリースするDDBのレーベルオーナーがこのデ・ラ・リベラだ。ギターとベースを担当するトマス、シンセサイザーやトークボックスを担当するルカス、ボーカルとギターを担当するガストンの3人組。アルゼンチン第2の都市コルドバで活動を続ける彼らこそ現在のアルゼンチン・インディーシーンを代表するバンド。80sサウンドを現代的にアップデートして聴かせる音楽性はワールドワイドなものだ。事実、彼らはアメリカや南米諸国でトヨタ車のCMに起用されたのが人気のきっかけだったのだから。まさにこれからアメリカへ飛ぶというタイミングで、ボーカルのガストンに話を聞くことができた。

—— 音楽との出会いや学びについて教えて。

ガストン・ペレス・リベラ ああ、デ・ラ・リベラはいとこのルカスとトマスと俺で組んでる。俺らは30歳くらいなんだけど、すごい小さい頃から楽器といっぱいのアルバムに囲まれて育ったんだ。ルカスが一番歳上で小さい頃からピアノとドラムとギターをやってきてる。彼がトミーと俺に教えたんだ。ビートルズの曲を演奏して遊んだり、彼らの親父や俺の兄貴の持ってる盤を聴いたりしてた。だからずっと音楽を聴いてきたってこと。で、一緒に色々バンドをやったりしてる中でデ・ラ・リベラを10年に始めたんだ。ぶっちゃけ、他の2人より俺は音楽をあんまり勉強してない。

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