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[2017.10]これからの「ワールド・ミュージック」─鼎談 松山晋也 × 高橋健太郎 × 吉本秀純 ─

音楽がなくても生きていける時代に世界の音楽を紹介したいんです

「ワールド・ミュージック」? 

「ワールド・ミュージック」という言葉が積極的に用いられるようになったのは1980年代半ばだった。

「ワールド・ミュージック」の代表的なフェスティバルである「WOMAD(ウォーマッド|World of Music, Arts and Dance)」が、ピーター・ゲイブリエルの提唱で1982年にイギリスでスタート。世界の音楽への関心の高まりを受けて、音楽業界で「ワールド・ミュージック」という言葉が使われるようになった。

 80年代後半〜90年代前半には「ワールド・ミュージック」ブームがあり、先の「WOMAD」が1991年から5年間、横浜みなとみらい地区の『パシフィコ横浜』の開館事業として行われた。

 しかし、90年代半ばには、「ワールド・ミュージック」関係のCDが大手レコード会社からリリースされることは非常に少なくなり、ブームは収束していた。

「ワールド・ミュージック」で、いいのでしょうか?「ワールド・ミュージック」が、いいのでしょうか?

 弊誌・月刊ラティーナのキャッチコピーは、1990年6月号から「世界の音楽情報誌(MUSICA CONTEMPORANEA DEL MUNDO)」である(その前は「ラテン世界の音楽情報誌(MUSICA PARA EL FUTURO)」)。「ワールド・ミュージック」を扱う音楽専門誌である。しかしながら、ブームから30年、その収束からも20年を経た今、「ワールド・ミュージック」はどこに存在するのか? グローバル化とインターネットのその先の世界で、何が「ワールド・ミュージック」なのか? 「ワールド・ミュージック」はいつまで「ワールド・ミュージック」なのか? 「ワールド・ミュージック」はどこまで 「ワールド・ミュージック」なのか?

── (編集部)本日は忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。実は今、編集部も若い編集部員ばかりで、「ワールド・ミュージック」ブームを知らない者ばかりなんです。ブームの頃は、松山さん、高橋さん、吉本さんは、それぞれ「ワールド・ミュージック」と、どう関わっていらっしゃいましたか?

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