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[2017.02]ドリーマーズ・サーカス

新しいデンマーク伝統音楽/北欧トラッドを創造し、未知の領域に導く超大型新人

文●松山晋也
text by SHINYA MATSUYAMA

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(photo by Caroline Bittencourt)

 昨年暮れの〈ケルティック・クリスマス2016〉で初来日し、欧州トラッド・フォーク・ファンの間で話題沸騰となったデンマークのドリーマーズ・サーカス。ヴァイオリンのルネ・トンスゴー・ソレンセン、シターンのアレ・カー、アコーディオンのニコライ・ブスクの3人から成るこのトリオは、全員が伝統音楽とクラシック音楽の両方に精通し、クラシック的手法やニュアンスを随所に盛り込んだモダーンかつ瑞々しい表現で欧州伝統音楽シーンに旋風を巻き起こしてきた。他のスカンディナヴィア諸国に比べ、ちょっと遅れぎみだったデンマークの伝統音楽シーンを一気に活性化させた、今最も注目すべきグループである。

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(撮影:石田昌隆)

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