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[2019.11]THE PIANO ERA 2019 出演者インタビュー#2 ニタイ・ハーシュコヴィッツ

文●吉本秀純

text by HIDESUMI YOSHIMOTO

 活況を呈するイスラエル・ジャズの若手筆頭格ピアニストとして、底知れない才能を発揮し続けるニタイ・ハーシュコヴィッツ。エレクトロニクスを多用した前々作、一転してシンプルだが一筋縄ではいかないピアノ・ソロを展開した前作を経て、最新作ではトリオ録音でまた違った顔をみせている。今回はソロでピアノ・エラに登場する彼に、そのルーツや自身名義での3作品について話を聞いた。

── まず最初に、ジャンルにこだわらずにあなたが好きなピアニストや、影響を受けたピアニストを改めて挙げてもらえませんか?

ニタイ・ハーシュコヴィッツ ジャンルに縛られず様々なピアニストを聴いています。おもに聴いて育ったのはオスカー・ピーターソン、キース・ジャレット、ハービー・ハンコック、チック・コリア、ソニー・クラーク、ウィントン・ケリー、エルモ・ホープ、ポール・ブレイ、ジョージ・デューク。その後にデューク・エリントンを知って作曲の観点を変えられ、特にジャズの演奏も変わりました。一方で22歳からクラシック音楽のレッスンを受け始めて、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、マレイ・ペライア、アルゲリッチ、バレンホイム、バーンスタインなどにのめり込みました。最近は、エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルーのようなエチオピアのピアニストや、ジャンゴ・ベイツ、サム・ハリスなどのような現代のジャズ・ピアニストも聴いています。

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── 最新作『Lemon the Moon』は、これまでの2作とまた異なってピアノ・トリオでの録音です。アルバム・タイトルの意味するところや、エレクトロニクスを多用した『I Ask You a Question』、一転して完全ピアノ・ソロだった『New Place Always』を経て今作で表現しようとしていたことや、重点を置いていたことについて聞かせてください。

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