見出し画像

[2018.10]ラテン塾は続く

文●田中勝則 text by KATSUNORI TANAKA

 長年NHKラジオでラテン音楽の番組を担当されてきた竹村淳さんが主宰する「ラテン音楽パラダイス塾」がスタートしたのが2009年。それが今年の6月23日で第100回を迎えた。場所はここ数年ホーム・グラウンドにしている東京・目黒のカフェ・イ・リブロス。会がはじまった当初からパートナーを務める高橋研二さんももちろん健在だ。ご両人とも昨年80歳のお祝いをしたそうだから、今年は合計で162歳! ますます元気にラテン音楽を語ってくれているから嬉しい。

 ぼくが「ラテン塾」に足を運ぶようになったのは、実は今年になってからだ。お二人が会をスタートさせた10年前は、ぼくはオフィス・サンビーニャ/ライス・レコードの社長をやっていたので暇がなかった。やっと自由に時間を作れるようになったのは、4年前に会社を辞め、昨年に懸案だった中村とうようさんの評伝を書き上げた後のことだ。

続きをみるには

残り 1,276字 / 1画像
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。

「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…