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[2018.08]映画評 『ラ・チャナ』

文●松村 洋 text by HIROSHI MATSUMURA

 ラ・チャナは1946年、バルセロナ生まれのヒターナ(=ロマの女性)だ。フラメンコに魅了された彼女は14歳から人前で踊り始め、17歳でフラメンコ・ギタリストと結婚した。夫のマネジメントのもと、彼女の才能は大きく開花した。だが、夫は彼女に暴力をふるい、やがて彼女を無理やり引退させ、結局、捨ててしまう。

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