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[2017.08]特集 編曲する女性たち | マリア・シュナイダー・インタビュー “南米では、音楽は人生のメイン・コースです”

文と写真●常盤武彦
text & photos by TAKEHIKO TOKIWA
協力●平間 久美子

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(2015年9月5日デトロイト・ジャズ・フェスティヴァルに於いて)

マリア・シュナイダー■アメリカ合衆国ミネソタ州出身の作曲家/編曲家。ギル・エヴァンスにアレンジャーとして弟子入り後、ボブ・ブルックマイヤーのもとでも学んだ。1993年にマリア・シュナイダー・ジャズ・オーケストラ(現在はマリア・シュナイダー・オーケストラと改名)を結成し、現在まで率いている。今年の6月には18人のオーケストラを率いて、ブルーノート東京で5日間の公演を行った。現代N.Y.ジャズの英知であり、「マジカルで、雄大で、心臓が止まるほど美しいサウンド」と形容される“音の魔術”。

── あなたの音楽は、ブラジリアン、フラメンコ、ペルーのランドーなど、南米やスペインの音楽から影響を受けています。前に伺ったインタビューでも、1999年の初めてのブラジル旅行は、あなたの音楽の大きな転換点だったと話してくださいました。それ以前から、あなたはワールド・ミュージックに関心を持っていらしたのですか?

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(2017年6月6日Cafe104.5での来日公演前夜のTalk Sessionに於いて)

マリア・シュナイダー 私の父は、農業関係の仕事をしていて、中南米をよく訪れていました。両親のハネムーンは南米で、1954年のことでした。その時、父はムービー・カメラを持っていて、リオのカーニバルを撮影しており、ホーム・ムービーで、見せてくれました。素晴らしくって興奮しました。子供の頃から、南米は、いつか行ってみたいところだったのです。

 初めてのブラジル旅行の時、私は、ずっと憧れていたところにたどり着いたと、感慨ひとしおでした。

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