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[2018.11]特集 人生と音楽 〜希望〜中島ノブユキ

中島ノブユキ●NHK大河ドラマ『八重の桜』、映画『人間失格』『悼む人』の音楽を担当。畠山美由紀、菊地成孔らの諸作品に参加。またCM音楽等を手がける。ソロアルバム『エテパルマ』『メランコリア』『散りゆく花』等発表。近年はジェーン・バーキン ワールドツアーに音楽監督として参加し、全ての編曲を担当したジェーン最新アルバム『シンフォニック・バーキン&ゲンズブール』が2017年世界発売された。「ピアフ・シンフォニック」のニースオペラ座における世界初演が2019年6月に予定されている。2017年よりパリ在住。


 今回編集部から頂いたお題は「希望」というもの。これにはマイッタ。何故なら自分は音楽に「(希望も含む)感情というもの」を投影することは出来ないと思っているからだ。作り手の思惑(=投影されたエゴ)よりむしろ「音楽によって誘発させられ」それによって「もたらされるもの」の方が重要だと考えているからだ。

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