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[2019.08]エドマール・カスタネーダ ハープの天才、才豊かな音楽人

文●佐藤英輔 text by EISUKE SATO

 エドマール・カスタネーダの存在を知った時には、本当にびっくりした。彼を最初に見たのは、キューバ出身在NYのジャズ・ピアニストであるゴンザロ・ルバルカバとの2014年ブルーノート東京でのデュオ公演だった。もう、あの技巧派であるルバルカバ(一度インタビューしたら、イサック・デルガードとは渡米時期が同じで仲良し、彼の米国初期の2枚をプロデュースしたと言っていた)に一歩も引けを取らない演奏を披露。もうキレキレっで即興しまくり、その様に触れて、これはハープという楽器を超えた〝エドマール・カスタネーダという才豊かな音楽人〟の開陳なのだと痛感せずにはいられなかった。ダイナミックにして繊細、メロディ、コード、ベース音、リズム楽器的要素を一切のミス・トーンを出さずに出しまくる様には、本当に驚嘆させられた。

 そんな彼の存在を知りに♡♡♡となってしまったのが、今のジャズ界においてはルバルカバよりプライオリティが高い上原ひろみ。彼女は自らも出演した2016年のモントリオール・ジャズ祭でカスタネーダの実演に触れて仰天、その3週間後にはNYでステージをシェア。そして、2017年にはそのデュオで世界中を回るとともに、ライヴ盤『ライヴ・イン・モントリオール』もリリースした。彼女との絡みで、カスタネーダは広く日本でも知名度を得たはずだ。

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