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フェミナ アンデス山間部出身のフィーメール・トリオが放つ 衝撃作『ペルラス&コンチャス』

文●吉本秀純 text by HIDESUMI YOSHIMOTO

 隆盛する南米スロウ・テクノ勢にも通じる心地よいビートやシンセ使いと、TLC~キング~イベイーあたりに通じる幻想的なR&B調のハーモニーとラップを兼任する3人の女性歌手、そして英国ポスト・パンクの名盤として知られるスリッツの『カット』を連想させずにおかないインパクト大なジャケット。才人クアンティックがプロデューサーを務め、1曲ではイギー・ポップがゲスト参加というトピックだらけの衝撃作『ペルラス&コンチャス』で一躍日本の音楽フリークの間でも話題をさらったフェミナは、アルゼンチンを拠点に04年から活動を続けてきた新感覚のフィメール・トリオだ。90年代から米国のヒップホップとフォルクローレに通じ、様々な出会いからミラクルな飛躍を遂げた彼女たちの音楽的なルーツや最新作について、中心人物のクララ・ミグリオリ(クラリダー)にメール取材を行った。

── まず最初に3人の出身地であるサン・マルティン・デ・ロス・アンデスについて聞かせてください。ブエノスアイレスよりも隣国チリに近い街ですが、フォルクローレなども独自のものがあるのでしょうか? 美しい街のようですが、その街で育ったことが現在のフェミナの音楽に反映されている部分などはありますか?

クララ・ミグリオリ 私たちが住む町にはとても美しい山にあって、湖や川、森がたくさんあります。チリの南部に近くて、ここで生まれたことは、私たちの音楽に大きく反映されていますよ。私たちの美的感覚、詩、アルゼンチンの伝統音楽、特に私たちが生まれ育った地方のフォルクローレにはいつも影響を受けてきました。

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