見出し画像

[2018.07]小松亮太 挑戦の20年

文●佐藤由美 text by YUMI SATO

 この7月、小松亮太がメジャー・デビュー20周年を迎える。反骨の気概をもって現状打破を胸に誓ったバンドネオン奏者にとって、快進撃の20年間は、あまたの挑戦と葛藤の連続だったろう。むろん彼のことだ。躊躇いや怖れなどおくびにも出さず、むしろ不敵な面構えでつねに自負心を覗かせつつ、踏み跡なきトップ街道を走り続けてきたに違いあるまい。

 記念すべき最新アルバムは、イタリアが誇る名門、イ・ムジチ合奏団との初共演。ヴィヴァルディの『四季』で世界を魅了したイ・ムジチと小松が、ピアソラの『四季』を演奏するという贅沢な企画は、2017年7月7日、東京オペラシティにおけるライヴ録音だ。

 同時に、記念ベスト『小松ジャパン~The Greatest Hits of Ryota Komatsu』をリリース。さらには、98~08年の初期全11タイトルが廉価リイシューされる。快作『ブエノスアイレスのマリア―Live Recording in Tokyo』をはじめ、国内外で話題をさらった旧作と併せて、勇躍の軌跡を辿ってみるのも一興かと思う。

 本誌連載「小松亮太のタンゴ場外乱闘」には切れ味鋭い持論が綴られていたが、喋りのほうも負けず劣らず。タンゴへの強い執着ゆえに、その舌鋒は容赦がない。(5月28日取材)

この続きをみるには

この続き: 4,681文字 / 画像2枚
この記事が含まれているマガジンを購入・購読する
このマガジンにはラティーナ2018年7月号の主要な記事が収められていますが、定期購読マガジンの「ラティーナ」を購読していただくと、最新号とアーカイブの全てが月額900円で読めるのでお得です。(※デジタル定期購読している方は、e-magazine LATINA内の全ての記事が読めます。このマガジンを「目次」と考えてください)

ラティーナ2018年7月号のアーカイブです。

このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。

「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…

「スキ」、ありがとうございます!
1
広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に。 あなたの生活を世界中の多様な音楽で彩るために情報を発信します。 月額900円のデジタル定期購読で、新規記事も、過去のアーカイブも読み放題! (※2017年以降の主要記事がアップ済。順次追加)

こちらでもピックアップされています

ラティーナ|2018年7月号
ラティーナ|2018年7月号
  • 32本
  • ¥950

ラティーナ2018年7月号のアーカイブです。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。