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[2018.06]〈特別報告〉キューバが「カストロ後」に移行開始 ミゲル・ディアスカネル議長が就任

文●伊高浩昭(ジャーナリスト) texto por HIROAKI IDAKA

 社会主義国キューバで2018年4月19日、ラウール・カストロ国家評議会議長(86)が2期10年の任期を終え退陣、代わって第1副議長ミゲル・ディアスカネル(MD)共産党政治局員(58)が議長に就任した。1959年元日の革命から59年、革命を成し遂げた故フィデル、ラウールのカストロ兄弟が支配した時代から、カストロ一族でない「革命後世代」のMDが国家元首(議長)を務める「権力移行期間」が始まった。

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国家評議会議長に就任したミゲル・ディアスカネル(左)とラウール・カストロ前議長(2018年4月19日撮影。cubadebate提供)

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