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[2018.09]石川陽子 三味の喜び

文●松村 洋 text by HIROSHI MATSUMURA

 石川陽子にとって、沖縄民謡界の重鎮・大城志津子(1947年、石垣市生まれ)は至高の師である。大城先生のレパートリーを歌った彼女の初アルバム『三味の喜び』からは、師に寄せる全幅の信頼と深い敬意、そして大城志津子をもっと多くの人に知ってほしいという強い思いが伝わってくる。

 大阪で生まれ、沖縄で育った石川陽子は、小学4年生から再び大阪で暮らすようになり、祖母が経営する沖縄料理店で民謡に親しんだ。高校生になると祖母の紹介で普久原千津子(元・でいご娘)に師事したが、この師弟関係は1年で終わった。だが、もっと学びたいという思いが募る。そこで下した決断から、現在に至る道が開けた。

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