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[2018.04]特集:プレイリスト時代の音楽 ─ストリーミングが変える音楽の現在過去未来─ 濱瀬元彦〜世界から「発見」される日本の音楽

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA

 中古市場で高値で取引されていた濱瀬元彦氏の88年作『樹木の音階』と、93年作『テクノドローム』の2作が、昨年、公式にデジタル配信されて話題になった。

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『樹木の音階』(1988)

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『テクノドローム』(1993)

今年は、それ以外のアルバムも含めてレコード/CDでのヨーロッパでの再発が決定しているという。世界から「発見」される日本人音楽家として、今、濱瀬氏の周りで何が起こっているのか。濱瀬氏に話をうかがった。(3月13日、東京)


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