
[2018.12]ヤマンドゥ・コスタ ディスコグラフィー
文:中原 仁、花田勝暁
Lúcio Yanel & Yamandu Costa『Dois Tempos』(2001年、ACIT)
▪最初に影響を受けたギタリストで故郷の町に住んでいたアルゼンチン人、ルーシオ・ヤネルとのデュオ・アルバム。2人の自作からナザレーやハダメスの作品、フォルクローレまで幅広く、当初から汎ラテンアメリカな音楽性を備えていたことが聴き取れる。(仁)
『Yamandú』(2001年、Eldorado)
▪️初の単独リーダー作はリオ録音。ショーロから故郷の風土に根ざした自作まで、桁外れの技巧と歌ごころが同居し、ショーロの曲ではマウリシオ・カヒーリョの生真面目なアレンジの枠を蹴破るスケール感が痛快だ。バイーアのアルマンヂーニョとのデュオも。(仁)
『Ao Vivo』(2003年、Not On Label)
▪️チアゴ・エスピリト・サント (b)、エドゥ・ヒベイロ (ds)との超絶技巧トリオによる圧巻のライヴ。アコースティック・ヘビメタにも例えられる自由奔放な演奏の中、マヌーシュ・スウィング仕立てのソロで演奏したカエターノ作品「Sampa」がキラリ光る。(仁)
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