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[2019.04]〔特別報告〕キューバが4月、新憲法公布へ ベネズエラの政情混乱は長期化か

文●伊高浩昭(ジャーナリスト) text by HIROAKI IDAKA

 米州唯一の社会主義国キューバは2019年2月24日、国民投票で新憲法を承認、4月10日の公布をもって「社会主義市場経済」に慎重ながら公式に踏み込む。投票前日の2月23日、キューバの最重要同盟国ベネズエラでは、トランプ米政権がでっち上げた架空傀儡政権がニコラース・マドゥーロ大統領(56)の「ボリーバル主義政権」の打倒工作に失敗した。だが米国はベネズエラ、キューバ、ニカラグアのラ米3国左翼政権の「同時的打倒戦略」を進めている。「モンロー教義」宣言200周年の2023年までの達成を狙っている。

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