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[2019.10]キャリア50周年を迎えたミナスの至宝 トニーニョ・オルタ 間もなく来日公演

文●編集部 text by LATINA

■「トニーニョ・オルタ はハーモニーの王だ」── トム・ジョビン

■「どの国に暮らす音楽家だって、創造性が豊かで唯一無二のスタイルを持つトニーニョ の楽曲が好きだ。メロディックで調和のとれた曲の展開は重力に逆らって進むようだ」── パット・メセニー

 1948年12月、ブラジル、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチ生まれの生粋のミネイロ(ミナス人)。幼少の頃より母親から手ほどきを受けながら独学でギターを学んだトニーニョ・オルタ。10代の頃にミルトン・ナシメントと出会い、その後「クルビ・ダ・エスキーナ」「ソン・イマジナリオ」などに参加し「ミナス・サウンド」創世の立役者となったことをご存知の方は多いだろう。

 その後は、アメリカを活動拠点とし、ハービー・ハンコックやウェイン・ショーター等国際的ジャズ・ミュージシャンとも共演してきた。パット・メセニーやジョージ・ベンソンら国際的ジャズ・ギタリストに大きな影響を与えたことでも知られる。

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Photo By Moto Uehara

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