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[2017.07]池田達則〜オルケスタYOKOHAMAの音楽監督に密着

文●坂本 悠 texto por YU SAKAMOTO

地域密着型のオルケスタYOKOHAMA

 アルゼンチンタンゴの研究をライフワークに1982年から活動中の齋藤一臣氏率いるオルケスタYOKOHAMA(※)。彼らは地元民から愛されている。その理由に楽団の人柄、リーダーである齋藤氏のステージトークのおもしろさというのもあるだろうが、やはり彼らの音楽が面白いから人が集まるのだろう。本拠地の「三田塾ホール」の通年コンサートには昔からのファンが足繁く通っているし、恒例イベントとなった「オルケスタYOKOHAMA春の芸術祭」でも500名近い観客がホールを満席にするなど、大変な賑わいを見せている。今回も7月9日に中区役所からの依頼で横浜開港記念会館にて開催される全館タンゴイベント「タンゴ・ジャック!」も、こうした地域密着型の活動が功を奏した一つの成果と言える。

(※)オルケスタの詳しい成り立ちは本誌2015年9月号33ページを参照

楽団のキーマン、池田達則

 オルケスタYOKOHAMAは当初は学生と社会人の混合編成だったが5~6年前からはバイオリニストの専光秀紀をはじめプロミュージシャンの比率が上回り、昨年からはバンドネオン奏者の池田達則が音楽監督として毎週金曜日の練習会の指導、編曲を担当している。今のオルケスタYOKOHAMAの中枢を担う池田達則とは一体どのような人物なのか。

池田達則 僕は音楽一家に育ったわけではないのですが、子どもの頃から音楽が好きで2~3歳のころにエレクトーンを、小4~5くらいの時からピアノを習い始め、中学時代は吹奏楽部でした。小中学生時代はクラシックやジャズをよく聞いていましたね。

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